リバロス ブレイドウィザード76ML | |
ステラSW5000HG | |
PEライン12ポンド&ナイロンリーダー12ポンド | |
岐阜県 某本流 | |
2009年4月12日 | |
AM10:00 | |
晴れ | |
23℃ | |
11℃ |
2年ぶりに訪れたその川は、暖冬や、何日間か続いた25℃前後の暖かな陽気の影響からか、周囲の山々にほとんど雪はなく、4月の半ばで、すでに渇水気味であった。何か嫌な予感… 私は渇水の川であまりいい釣りをした経験がない。
今回の釣行には、『リバロス ブレイドウィザード76ML』を持ち込もうと決めていた。川幅がそれほど広くないことと、何よりも、まだこのロッドで魚を1匹も釣り上げていないことがその大きな理由だ。
この日、予想に反して、最初のポイントで30cm弱の本流アマゴを釣ることができ、いとも簡単にロッドに入魂することができた。
気分良く河原を飛ばし、次なるポイントを探す。
次に選んだポイントは、流れの速い瀬が3段ほど続き、下流に大きなプールが控えている場所。そして、川の流心が対岸の右岸側に寄っていて、そちら側だけが流れにより深く掘れている。
瀬の頭からミノープラグで釣り下る。
ややアップクロスにキャスト、流れにルアーを絡め、トゥイッチ、ドリフトを繰り返す。しかしアタらない…
ポイントの半ばを過ぎた辺りから、川底に大きな岩が幾つも点在しているのが見える。いるならここだという雰囲気。
その厳戒区間を、より丁寧に誘う。
「ゴンッ」
ミノーがターンした瞬間、PEラインを通してひったくるようなアタリがダイレクトに手に伝わる。
間髪入れずにフッキング。
魚の逃げ惑う動きが、ロッドを通して鮮明に感じとれる。スピードが速い。下へ下へと突っ込み、小気味よくドラグを鳴らす。ロッドのティップがその魚の動きに追従する。
引きからして、そんなに小さくないのでは…
私も応戦し、すきがあればリールにラインを入れる。何回かラインを入れては出されることを繰り返し、徐々に魚体が私の立ち位置に寄ってきた。レインボーだ。
「さあ、油断するな」
やっぱりきた、最後のワンダッシュだ。
ドラグを緩めておいて正解。見事ネットイン。
そんなに太ってはいないが、本流で育ち引き締まった体をした美しいレインボー。
数枚の写真を撮影し、そっと川にリリースした。
ありがとう。
この獲ったときの感動。だから本流マス釣りはやめられない…