リバロス ブレイドウィザード72L
ロンズ スローシンキング7cm
Sヤマメ
ステラC3000
PEライン0.8号&ナイロンリーダー10ポンド(×2ヒロ)
プラウ40S ブルー
信越地方 某河川
2023年4月下旬
日中
晴れ
未計測
未計測
アングラー:長野のJustin HieHer(ながののジャスティン ヒーハー) 長野県長野市在住

話は遡ること今年の3月。
例年でしたらこの時期は、スプリーモの関さんや仲間たちと、
解禁となる某本流で、温泉宿に泊まりながら、
夜な夜な全身全霊でハイボールを浴びて、
ガツンとグッドな鱒を釣る楽しい合宿を開催なのですが、
家庭内の事情で、ボクは今年の解禁合宿には参加できず…

その解禁合宿の参加メンバーたちは、
60cmオーバーのパーフェクトレインボーや、
70cmクラスのモンスターブラウントラウトを釣り上げていました。
素晴らしい! さすが! おめでとう!

そしてなんとボクも、解禁合宿には参加できないながらも、
自宅近所の犀川(さいがわ)で、70cmアップのブラウントラウトをゲット。
「いやいや、今年の解禁は最高だな〜」
とボクは浮かれていたのですよ。

もちろんスプリーモの関さんもいい魚を釣っているはずでしょ…
釣っているはずで…
釣って…

どうやら…
チョメチョメだったご様子(ウフ)。

ボクが、
「みんな、なんかしら60cm超えちゃったよね? まだの人、いる?」
「やっぱり60cm超えないと、解禁したって言えないよね〜(笑)」
「みんなさ、やっぱり60cm以下はマジでノーカウントだよね〜」
「ゆう かいきんした?」
とか、散々グループLINEで遊んでいたら、
スプリーモの関さんの真心に触れまして、教育的指導LINEがボクに…

「3月中に本流イワナを釣らなければ…」
え?
「解禁合宿参加者全員に高級焼肉をご馳走すること」
は? なぜ?
「お貸ししているサンプルロッドたちは強制回収します」
えぇ!?
「大イワナは49cm以上が条件です」
なぜ?

以前お話ししたとおり、ボクは、スプリーモの関さんのことをこっそり、
名作アニメ「タイムボカンシリーズ・ヤッターマン」に登場し、
ドロンボー一味に悪い指示を与える黒幕の「ドクロベエさま」と呼んでいる(古)。

なんだよ「ドクロベエさま」大人げないな〜(笑)
そう思ったボクは、
「おれは釣る、絶対!」
と速攻でオッケー牧場のアンサーLINE!

が、しかし。
ボクが狙って釣る河川の大イワナのシーズンは5月。
3月時点でポイントは、積雪の中の中の中(笑)。
それでもボクにもプライドがあるので、何回か足を運んだのです。
結果、リーダーを切られちゃったり、色々あっちゃったりして…
ノーキャッチ…
ボクのバカバカバカバカ!

それからというもの、連日、
「焼き肉…」
「焼き肉はいつですか?」
「ユー アー デッド!」
などなど、真心のこもった「ドクロベエさま」からの教育的指導が、
ボクのスマートホンを鳴らします。

「絶対ご馳走しない」
と心に決め、ありがたいLINEを連日フルシカトすること約半月。
ちょっと本流イワナの様子を見に行くチャンスができまして、
今年は雪代も1カ月早いし、
「釣れるかも?」
なんて期待も膨らみつつポイントにつき、
新作『リバロス ブレイドウィザード72L』を振り回しました。

そうそう、この本流イワナ49cm以上縛りの教育的指導においては、
もう一つ条件があったのです。
2023年新製品の『バイラ70SPD』もしくは、
『モフィー60SS』、『モフィー60LS』で釣らないといけないという条件。
ですがボクには、そんなことは関係ないのですよ。
ボクはボクの道をいくのです(笑)。

速攻で釣りたいから、使い慣れた『ロンズ7SS』一択!
クロスストリームに投げるでしょ。
ラインスラックを取りながら、『リバロス ブレイドウィザード72L』で、
水面に糸が刺さる位置までPEラインのブリッジを空中に作るでしょ。
そうなると、底波の緩い流れの中を『ロンズ7SS』が勝手に泳いでくれます。

表層の流速よりワンテンポ遅い底波の中で、
微細なローリングアクションで泳ぐ『ロンズ7SS』の様子を、
柔軟な『リバロス ブレイドウィザード72L』のティップが拾います。
そして、ボトムに張り付いた大イワナの前を『ロンズ7SS』が通過すると、
「バッコーン」
と手首に衝撃が走り、
勝手に『リバロス ブレイドウィザード72L』はバットからフルベンドし、
下流に反転する大イワナの口に『ロンズ7SS』のフックを残して、
ファイト態勢に入るのですよ。

超簡単!
速攻(笑)。

ここのイワナはクルクル回らず、
首を振って走りまくるファイトなので、かなりスリリング。
ハヤなどを食べて、とってもガタイが良いのが特徴。
重量感たっぷりのイワナのファイトを楽しみつつ、『プラウ40S』にネットイン!

メスですかね、優しい顔つき。

豊富な雪溶け水の流れる本流を縦横無尽に泳ぐ大きなヒレ。

サイズを問わず、ここのイワナたちには、
オレンジの朱点が体中にあります。

よく来たぜベイビー(笑)。

スプリーモの関さーん、ほらほら。
「イワナですよー」
「泣き50cmくらいありますよねー」

勝利のイワナをリリースしてから、
スプリーモの関さんに画像たちをLINEで送ると、
「もう4月ですよ、タイムアウト」
「ルアーが『ロンズ7SS』」
「ゴー トゥー ヘル!」
と真心のこもったアンサーLINEが。

そして、
「泣き50cm? 本当は48cmですよね?」
え?
なんだよ「ドクロベエさま」、珍しく細かいぞ(笑)。
そうなのですよ、実は3月の解禁合宿の時、
スプリーモの関さんは、本流イワナを釣り上げていたのです。
そのサイズ、泣き50cm の48cm…
だから「大イワナは49cm以上が条件です」という縛りの教育的指導が…

その後、
「47cmですよね?」
もうね、どちらのイワナも50cm弱ということでね、祝タンデム解禁(笑)。
焼き肉は割り勘にしましょうね(ウフ)。