リバロス キャニオニック68M
バイラ70SPD(サスペンド)
Sシャッド
ロンズ スローシンキング7cm
Gオレンジスラッシュ
ステラC3000
PEライン1号&ナイロンリーダー10ポンド
プラウ30S
長野県 犀川(さいがわ)
2023年3月3日
お昼過ぎ
晴れ
未計測
未計測
アングラー:長野のJustin HieHer(ながののジャスティン ヒーハー) 長野県長野市在住

世の中、渓流解禁シーズンを迎え、
SNSや仲間の話も楽しそうなものばかり。
昨年の解禁日は、大腸に穴が開き、病院の入院中のベッドの上で、
嫌がらせのような大きな鱒釣っちゃったぜ的な動画やら写真やらが、
スプリーモ関さんたちから送られてくるのを涙しながら見ていました。

そして今年の解禁はみっちり仕事が入り、しかも仕事現場が犀川本流(笑)。
流れに立ち込むアングラーたちを尻目に、
ウェーダーを履いて川の中での連日の作業。
ときどき知り合いがやって来て、
「労働者諸君 がんばれよ!」
などと冷やかしていく始末。
ああ、まったく世の中は不公平だ。

さらに、そこに追い打ちをかけるように、
某所で泊まり込み解禁合宿をしているスプリーモ関さんと釣り仲間たちから、
これまたものすごい野生鱒たちの画像や動画、電話が届いた(キー!)。

辛抱できなくなったボクの心のダムはとうとう決壊し、
気が付いたら仕事を早引きして(秘)、
ちょっと遠くの川に雪代大イワナを狙って立ち込んでいました。
が、しかしですね…
行き当たりばったりで釣りに来てしまったため、忘れ物ばかり…
致命的なのはリーダーで、そのため細い5ポンドしかない始末…
案の定、結構なサイズかと思われる魚が、
おろしたての『バイラ70SPD』にバイトし、プッツンと切られる体たらく…

その日からはもう頭の中は釣りモード全開!
何をしていても釣りしか頭に思い浮かばず(笑)。
翌日は仕事をお昼で切りやめて犀川にイン!

ちょっと春めいた陽気だったので、流れの効いているランの頭に、
お気に入りの『バイラ70SPD』を送り込みます。
そこは水中にテトラが入っていて、
ルアーを潜らせたり沈めたりすると、一発で根掛かりする危険地帯。
アップクロスで投げ入れ、『バイラ70SPD』の頭を上流にターンさせて、
流れの一筋一筋をなめるように流します。

『バイラ70SPD』のバルサミノーのような繊細なローリングアクションが、
ティップにかすかに伝わります。
これを感じながらドリフトさせたいので、
『リバロス キャニオニック68M』を持参したのですよ。
本流ロッドではちょっと強いし、『リバロス キャニオニック68M』ならしなやかに、
軽量ミノーも狙いのレーンにそっとプレゼンテーション可能ですから。

前回失敗したリーダーは、今は10ポンドにチェンジ。
8ポンドだと犀川では心許ないし、
12ポンドだと繊細なサスペンドミノーの運動性能をスポイルしてしまうので、
このチョイスでこのバランスです。

さて。
1匹目は確か3投目できました。
ドリフトしてちょうど『バイラ70SPD』の向きが変わるあたりで、
手首を持っていかれる強烈なバイト!
そこからはひたすら綱引き。
強めなドラグ設定もお構いなしに、
ズルズルとPEラインを引き出していきます。
もうこの引きからして、モンスターブラウン確定です。

『リバロス キャニオニック68M』はもうずっと満月に曲がりっぱなしで、
でも『キャニオニック』シリーズで一番バットパワーのあるロッドなので、
なんとか太刀打ちできました。
時間にして5分くらい、激しい突っ込みとローリングをかわし、
やりとりを繰り返して、そのまま自動車バックで岸辺にずり上げました。
「すげえな『リバロス キャニオニック68M』」
ちょっとびっくり(笑)。
実はランディングネットも間違えて、
内径30cmの『プラウ30S』を持ってきていました(秘)。

メッチャ睨んでいます(笑)。
顎に傷があり、ヒレの具合や風貌からして、
結構ご高齢なブラウントラウトだと思われます。

いやー手首が痛かった。
重たくて長くて、もうヌシの風格たっぷり。

ヒットルアーはこれ、『バイラ70SPD』のSシャッドです。
『バイラ70M』と同じような飛距離と操作性を保持しつつ、
上品なシャローゲームを満喫できる仕上がりは、
ヘビーシンキングミノーとは別の、次の世界を見せてくれますね。

さらに欲を言えば…
こいつを乗せられる7フィートクラスのライトな、
セミダブルハンドの中流域用ロッドが欲しいですね…(夢)

さてさて。
始めてまだ30分もたっていないから、もうちょっと遊ぼうっと。
さらに違うゾーンへ移動し、そこは水流が強く、
また風も吹いてきたので、風の中でもしっかり飛ばせて、
水噛みをしっかりティップに伝えられるように、『ロンズ7SS』をチョイス。

すると、今度もまた、ドリフトからのターンでゴツンとバイト!
先ほどの70cmアップのお魚に比べれば少し余裕な50cm台のお魚。
スマートホンを取り出して、片手でファイトしながら動画を撮っていましたが、
なんだかものすごく重たくて、一瞬見えたそのシルエットから、
巨大なブラックバスを掛けてしまったかと思いました。
が、よく見ると太いセッパリのおデブなブラウンじゃないですか!
慌ててスマートホンを胸ポケットにしまい、真剣にファイト!
これもランディングネットに入らないサイズですが、
深く立ち込んでいたため岸に連行もできず、
その場で『プラウ30S』を強引にブラウンの頭に被せて捕獲(笑)!

重量級のごっついブラウントラウトでした。

これでもまだ1時間もたっていないから、
もうちょっと遊ぼうと『ロンズ7SS』で釣りとおして、
40pクラスを3匹釣り、納竿としました(満腹)。

いやー。
仕事ばかりでなかなか釣りに行けず、毎日悶々としていましたが、
今年も何とかスタートラインに立てました。
2023年もスプリーモさんの素敵なタックルたちに、
お世話になりまくりたいと思います(ウフ)!