2月16日、今年も解禁された犀川漁業協同組合管轄の流れには、
朝から多くのアングラーたちが期待を胸に訪れていた。
そんな光景を横目に、ぼくは釣りをせず、仕事に…

そして2月26日。
ついにぼくも解禁を迎えた。
前日にタックルを準備し、万全の状態で迎えた当日。
気合いの入ったぼくは、いつもとは違う。
まだ夕方前のお昼にはもう、ポイントに到着していた（笑）。

すでに一人先行者はいるものの、
ランの終盤部を釣っているということでポイントへ向かう。
ポイントに到着すると対岸に2組のアングラーたちがいたため、
さらに上流に向かう。
そこで何とかエントリーすることができた。

水量が少なく流れが乏しい状況で、さらに、
解禁からの人的プレッシャーがかかった状態。
早速、購入したばかりの『バイラ70SPD』でアプローチしていく。
ややダウンクロスに投げ入れ、
馬の瀬のシャローから流れに馴染ませてから、リアクションさせる。
あとは『バイラ70SPD』がセルフアクションで遊泳する、
ギリギリのデッドスローでトレースしていくと…
早速のバイト！

違和感を覚えた鱒は、すぐさまジャンプした。
「いいサイズだ！」
左右に数回ジャンプを繰り出し、抵抗をみせる。
ラインテンションをしっかり保ちながら落ち着かせ、
ここからは魚体を浮かせないように、ゆっくりと距離を詰めていく。
最後は落ち着いて、慎重に様子を伺いながらランディング。

コンディションのいいブラウントラウトだ。
「やはり『バイラ70SPD』は… エ◯だ…（笑）」
本当に頼りになる新作ルアーだ。

解禁早々に素晴らしいブラウントラウトに出会うことができ、
その後もこのムフフな状態を維持できるかもと期待したが、
そうはうまくはいかなかった…（笑）

メインとして狙っていたランでは反応は得られず。
さらには爆風が吹き始めてしまい、思うような釣りができないため、
3時のおやつの時間に納竿とした。

次はどんな出会いが待っているのか。
楽しみな2023年シーズンの幕開けだ。