リバロス キャニオニック68M
モフィー60MS(ミドルステア)
プロトモデル
ステラC2500SXG
PEライン0.8号&フロロカーボンリーダー8ポンド
プラウ40S ブルー
長野県 犀川(さいがわ)水系
2022年6月12日
午後5時ごろ〜午後6時過ぎ
晴れ
17℃
16℃
アングラー:PELEDONA(ペレドーナ) 長野県松本市在住

気が付けば、あっという間に6月の梅雨の時期。
例年ならひと月で最も川に入る時期なのだが、
去年に引き続き仕事が多忙のために思うような釣行ができずにいる。

今日は仕事が休みなのだが、疲労がぼくを容赦なく襲っている。
前日の雨によりリフレッシュした川に行きたいという意思…
まるで駄々をこねる子どものごとく、
ベッドからの離脱を全力で拒否する体…(笑)
やっと体がOKを出した午後4時過ぎ、ぼくは川へ向かう。

まずは、濁りのない支流にエントリー。
一昔前は素晴らしいフィールドであったが、
近年は洪水など大水の影響により、当時の見る影もない状況。
それでも奇麗なレインボートラウトたちに遊んでもらい、
身も心も癒されてこの川を後にした。

ここで終了にしようかと思ったが、
犀川本流の濁りがだいぶ良くなってきていたためエントリーする。
前回(『オーナーズパーティー!』No.454)の事と同様に、
今日も本流用タックルを車に積んでいないため、
『リバロス キャニオニック68M』&『モフィー60MS』で再びチャレンジする。

すると、流心を抜け、馬ノ瀬の手前の深みで『モフィー60MS』が止まる。
「根掛かったか?」
と思ったその瞬間、とてつもない魚体が水面を割った。
前回のそれをさらに上回る強烈な重量感。
ぼくは瞬時に思った。
「またなのか…(笑)」

とにかく最低限のラインテンションを保ち、大鱒に自由に行動させる。
だがここで予想外な反転からの走り。
「まずいなぁ… これ以上の距離は」
ドラグ音が鳴り響き、ひたすら下られる状況に、ぼくも走って追尾する。
魚は何とかギリギリの所で止まるも、対岸際に張り付いた。
ここで川を横断し、距離をさらに詰めていきチャンスを伺う。
さすがの大鱒も疲れが見え始めたため、
ランディングかと思いきや、再び強烈な走り。

「まずいなぁ… 下流の橋脚まで行くなぁ」
再び川を横断し、橋脚により下流に移動できない状況を回避した。
魚は予想どおり、橋脚までたどり着いてしまった。
だが最後のあがきにも何とか耐えることができ、ついに勝負がついた。

凄まじいファイトを見せてくれたブラウントラウト。
200mは離れたエントリーポイントが遠く上流に見える。
ロッドを握る手は疲労により震えていた。

最高の大鱒に再び出会うことができ、いい休日を過ごすことができたのだが、
結果的には、疲労の蓄積になってしまった…(笑)

『モフィー60MS』。
人それぞれに釣りの夢があるなかで、
このミノーが一つの選択肢になってくれるのではないか。
少なくともぼくは、それを実感している。