リバロス キャニオニック60L
バイラ70M(ミディアム)
ケイムラホロリウムアユPart.2
(出商店・オリジナルカラー)
ステラC2500HGS
PEライン0.8号&フロロカーボンリーダー8ポンド
中部地方 某山岳河川
2019年5月5日
夕方
晴れ
22℃
13℃
アングラー:PELEDONA(ペレドーナ) 長野県松本市在住

ゴールデンウイークは仕事が忙しかったが、
終盤に急きょ休みをとることができたため、
5月4日から川に立つことができた。
マイホームリバーやはり大勢の人が、
それぞれの釣りを楽しんでいました。

僕も奇跡的に朝からエントリーでき、
さまざまな鱒たちと遊ばせてもらった。
そして5日の16時を過ぎたころ、その時は来た。

この素晴らしい流れの中に、『バイラ70M』を表層でシェイクし、
中層の流れとの境目辺りを、ヒラヒラと流していく。
すると、強烈なドラグ音と共に、一気に下流にPEラインが走った。
「ニジマスだ…」
それも、かなりの大型。

すぐさま『リバロス キャニオニック60L』を頭上高く上げ、
なおかつ最低限のラインテンションを保つ。
このエリアは水面から頭の出た大岩や、水中に隠れた大小の岩が沈んでおり、
なおかつ水深がかなりある。
そのため、大鱒の動きが落ち着かないうちは、
とにかく根ズレによるラインブレイクが最大の難関だからだ。

地形を見ながら、大鱒に走られては移動し、
すでに掛けたスポットから100mは下っただろうか。
なんとかファイトを続けて走りを落ち着かせ、
『リバロス キャニオニック60L』が大鱒の体力をだいぶ消費させたころ。
ついに勝負を仕掛ける時が来た。

浅瀬へ引き寄せるために大鱒にプレッシャーをかける際、
万一の強烈な走りの反撃にも瞬間的に対応するために、
ドラグ設定をさらに緩くし、スプールに手を当てて、
ハンドドラグで任意にPEラインを出せるように切り替えた。

ここで一気に浅瀬に寄せにかかるが、やはり最後の走りが待っていた。
そして、次の再勝負で、長い闘いが終わりを告げた。

太陽に照らされ銀色に輝く大鱒が、僕の目の前にいる。
早春に続き、また会うことができた。

大鱒との言葉の通じない会話を楽しみ、ゆっくり休ませた後。
流れの中に消えていく姿を見送った。
「さぁ…」
僕も帰ろう。

こうして、満足のいくゴールデンウイークを過ごした、
ホロリウム依存症の“PELEDONA”でした(笑)。