リバロス ブレイドウィザード80M
バイラ70H(ヘビ−) Sアユ
ステラ3000HG
PEライン0.8号&ナイロンリーダー12ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ブラック
ネットバンド ブラック
メッシュバック・ロゴキャップ カーキ/ダークブラウン
北海道 湧別川(ゆうべつがわ)
2019年4月6日
午後0時30分
曇り
5℃
4℃
アングラー:MACKEREL石山(マッカレルいしやま) 北海道常呂郡在住

4月に入り、新元号も「令和」に決まり、平成の時代ももうすぐ終わる。
平成最後に、記憶に残るニジマスが釣りたい。

近隣の川はもうすぐ雪代が入る。
雪代が入ると1〜2カ月は釣りが厳しくなるので、
存分に釣りが出来るのは、平成では後わずか。

4月6日の土曜日は、仕事が休みになった。
翌週の天気予報は気温が高めで、雪代の流入が想像される。
平成最後の釣りは、どうせならば男の本流鱒釣りがしたい。
なので近場の湧別川に。

当日はいつものごとく朝寝坊。
去年苦い思いをしたポイントに車を走らせた。
前日に雪が降ったのだが、そのポイントには足跡が…
朝から先行者が入っていたのだろうが、気にもせずキャストを開始した。
一時間ほどやったが、やはり異常なし。

「次行ってみよう!」
と、そこから近い下流のポイントに移動した。
本日も厳しい。平成最後の釣りはボウズも覚悟した。
しかし水温を測ってみると、なんと4℃もある。
「どうせ2〜3℃だろう」
と釣り開始前には測らなかったが、実測で4℃もある。
これならニジマスも釣れるのではないかと期待するが、
その思いとは裏腹にあたりはない。

『バイラ70H』を2個ロストし、
「バイラ、ばいバイラ…」
と別れを告げた。
(僕は、『オーナーズパーティー!』でのあの名文句、
「バイラ、やバイラ〜(笑)」
よりも、恥ずかしながら、
「バイラ、ばいバイラ…(涙)」
の別れのセリフを口にするほうが圧倒的に多い)

ここを流し切ったら次に移動しようと決め、
『バイラ70H』Sアユを結び、
根掛かりにもめげず底を取りながら流すこと3投目。
「げっ、またバイラ、ばいバイラか?」
だがPEラインが下流に走り出し、
良型のアメマスかなとあわせを入れた瞬間、
勢いよくドラグを鳴らして2連発ジャンプ!
「あーっ、レッドバンドだ」

良型のニジマスだと判明し、
「これはキャッチしなければ」
とリールを巻くが数十メートル河原を走らされ、格闘すること数分。
ニジマスを寄せに入り、背中の『プラウ90SL』に手を伸ばそうとした時、
もの凄い勢いでダッシュするニジマスを目前にした。
思ったよりもデカい。ますますキャッチしたい。
そう意気込み、なんとかランディングに成功した。
「やった! 60cmは超えていそう」
とメジャーを当てると、なんと64cm。
あまりにもうれしくて、もう一度測っても64cmある。

よ〜し、今日は僕が言ってやる。デッカイ声で言ってやる!
と大雪山の山々に向かって、
「バイラ、やバイラ〜(笑)」

気分良く帰路に就く。
車まで戻る途中、先ほどのヒットポイントに差し掛かると、
ヒット『バイラ』をキャスト。
あっ(汗)。
まさかの根掛かり。
やってしまった。
「バイラ、ばいバイラ…(涙)」

この平成最後かもしれない鱒釣りは、
僕らしく、ブレることなく、満喫できた。
令和最初の鱒釣りでは、
「バイラ、やバイラ〜(笑)」
だけを連呼できる男になりたい。