リバロス キャニオニック60M
バイラ50H(ヘビー)
TS金シルバーホロリウム(出商店・オリジナルカラー)
ステラC2500HGS
PEライン0.8号&ナイロンリーダー8ポンド
中部地方 某山岳河川
2019年3月17日
夕方
雨のちみぞれ
3℃
6℃
アングラー:PELEDONA(ペレドーナ) 長野県松本市在住

3月17日、日曜日。
外はみぞれ混じりの冷たい雨降り。
遅く起きた日(昼起床)は、当然釣りに行く。

到着してみると、マイホームリバーは気温3℃。
やっぱり今日も僕以外に釣り人は見当たらない。
独りぼっちだ。

早速釣り始めると、
友人の作ったハンドメイドミノーで50cmのイワナをキャッチできた。
今日もマスたちは元気なようだ。
「バリバリ腕が鳴るぜ!」
そんな楽しい気持ちでそのイワナの写真を撮っていた。

すると…
自分の下流側対岸で、
「ドッパーン」
という音と共に、物凄い水飛沫が上がっていた…

そこは山からの落石があるにしては不自然な場所。
まさか、隕石落下か!?
いや、魚しかない!
僕は冷静に、
「大鱒なんじゃないのか?」
と思った。

これはチャンス到来だと確信し、友人には悪いが、
全幅の信頼を置くスプリーモの『バイラ50H』で、
確実に大鱒キャッチに走る僕。
色は長野県の出商店さんのオリカラ・TS金シルバーホロリウム。
スーパーハイアピールカラーで狙う。

そのランは水深5mぐらいはあると思われる、大岩の点在するプール。
水没した大岩の上で『バイラ50H』を使って、
魚にじゃれつかせるようにフワフワとドリフト&シェイクで誘おう。
そう 僕はどんなに深いところでも、
できれば中層から上で勝負したいのだ。

1投目。
しかし、魚を焦らすとか興奮させるとか、
大して実行できぬ間にその時が訪れた。
『バイラ50H』を着水点からほんの3mぐらい動かしたら、
いきなり『リバロス キャニオニック60M』がバットから曲げられ、
「これは尋常じゃない…」
とすぐに気づいた。

それからは、ひたすらその深いプールを縦横無尽に泳ぎ回られ、
なす術もなく、大鱒にやられっぱなし。
そんな状況下でロッドをふと見ると、
『リバロス キャニオニック60M』は普通に魚の動きに追従し、
ずっと闘っているではないか!
ロッドが頑張っているのに、僕がこのままではダメだ!

「逃げちゃダメだ!」
そう思い、折れた心を奮い立たせた。
ロッドを握る利き手は痺れて痛み力が入らなくなったから、
左右の手にグリップを交代させながらファイトすること約20分。
根ズレでボロボロになった状態のラインと、
伸びているフックをかばいながら、魚を弱らせてきた。
でも最後は、渓流用サイズのランディングネットではすくえない。
だから一か八か、川岸にズリ上げる。
うまくいった!

「勝った!」
72cm、4.2kg。

「もうしばらく釣りはいいかな…」
そんな疲労と充足を覚える特別な1匹。
中層から上で、誘って浮かせて釣ったから、余計に満足感がくる。

せっかくなので、僕も言わせてもらっていいですか?
「バイラ、やバイラ〜(笑)」