リバロス キャニオニック68M
モフィー50MS
(出商店・オリジナルカラー)
シマノ社製2500番クラス
PEライン0.8号&ナイロンリーダー8ポンド
北海道 猿別川(さるべつがわ)
2018年3月24日
午前10時45分ごろ
晴れ
5℃
7℃
アングラー:ササキ ヒトシ 神奈川県大和市在住

ある日、某ケンミンショーを見ていたら、
北海道のジンギスカン特集を放送していた。
見ているうちに、帯広市にある「じんぎすかん北海道」で食べた、
キングマトンやキングラムの風味や旨み、
煙もくもくのなかで楽しかった食事会の記憶が蘇る。

「あぁ、北海道に行きたい」
でもさすがに、ジンギスカンを食べるためだけに行く北海道は遠い。
ふと『本流羅針盤TRAVELING』や、
『オーナーズパーティー!』で見かけた“STEW熊澤(シチューくまざわ)”さんや、
“MACKEREL石山(マッカレルいしやま)”さんが雪代前に釣り上げた、
デカいレインボートラウトたちの映像や画像を思い出す。
ジンギスカンをたらふく食べ、雪中行軍のレインボートラウト狙いの旅。
楽しすぎるに違いない。

一方、ホームフィールドの神奈川県・芦ノ湖(あしのこ)で釣り上げられた、
年越しの鱒たちの奇麗な魚体の画像や情報が、
この春もメールやSNSを賑わせ始めている。
週末の休日、ベストシーズンを迎える芦ノ湖釣行か、
ジンギスカン&ワイルドレインボートラウト狙いの北海道釣行か。
この2つを天秤に掛けた時点で何かが間違っている気もしたが、
悩む間もなく“STEW熊澤”さんに連絡をすると、ふたつ返事でOK牧場。
そうやって実現した1泊2日の北海道弾丸ツアー。

帯広空港に到着すると、
“STEW熊澤”さんと“MACKEREL石山”さんが笑顔で出迎えてくれた。
最初に向かう猿別川はエサの鮭稚魚が出始めていて、
鱒たちのミノーへの好反応が期待できるらしい。
セイコーマートに寄ってもらい、
鮭稚魚模様の即席パーマークカラーを量産できるよう、
黒い油性マジックを購入(笑)。

釣り場に着くと水温は7℃。
水色は少し濁った良いコンディションで期待が膨らむ。
「お先にどうぞ、どうぞ…」
といつも、永遠に美しい譲り合い(笑)をするお二人。
今回はお言葉に甘えてワタクシが先行させていただく。

ルアーは長野県の出商店さんのオリカラ『モフィー50MS』BSヒメマス。
シルバーベースで青みがかったBSヒメマスカラーに、
黒い油性マジックでパーマークを書いて超オリカラに仕上げた、
ワタクシの『モフィー50MS』はどう見ても鮭稚魚だ(笑)。

シャローフラットで魚の着き場所がなさそうな渓相が続くなか、
少し障害物が絡むポイントを発見し『モフィー50MS』をキャストする。
「ガツン!」
『リバロス キャ二オニック68M』がグニャリと曲がる。
『モフィー50MS』をハーモニカ食いしたレインボートラウトは、
水深50cmにも満たない全て丸見えのドシャローで暴れまくる。
重量感のある力強いファイトでドシャローを走り回るレインボートラウトの突進を、
『リバロス キャ二オニック68M』が受け止めてくれて、無事ランディングできた。

サイズは58cm。
こんなゴツい雄のレインボートラウトが釣りたくて北海道にやってきた。

今回もスプリーモの関さんを見習って固い握手!

旅のメーンイベントである「じんぎすかん北海道」での夜の食事会には、
“STEW熊澤”さんのご家族も合流し盛り上がる。

久しぶりのキングマトンやキングラムはやっぱり旨かった!
やっぱりマイ・ジンギスカン鍋を購入しようかな?

翌日に足を運んだ音更川(おとふけがわ)や十勝川(とかちがわ)、
戸蔦別川(とったべつがわ)は水量が少なかったり、
謎のモズク(藻)大発生で釣りにならなかったり、
気温上昇で雪代が入ってしまっていたりと、
この時期特有の難しさに悩まされ、大苦戦のまま終了。
遠征では絶好機にドンピシャのタイミング、
そしてコンディションの釣り場に行けることが少ないけれど、
今回の猿別川はまさにドンピシャ!
あらかじめロケハンをしてくださった“STEW熊澤”さんに改めて感謝です。

閑話休題。
今回の遠征で“STEW熊澤”さんから配給された、
スプリーモの関さん本人の油性マジック手塗り仕上げによる、
新作『バイラ70M』(7cm/7g)と『バイラ70H』(7cm/10g)。

飛行姿勢が良く、遠くまでキャストでき、
流れに入ればキラキラとローリング。
ロッドアクションにも素直に反応し、
ヒラを打たせても浮き上がりにくくレンジキープしやすい印象。
今回はロストが怖くて大胆に攻められなかったため、
残念ながら釣果は得られなかったが、
次回6月予定の北海道遠征では、
メーンルアーとして活躍してくれるに違いないですね。