2018年解禁日、地元の天竜川に入りました。
最初のポイントにて友人の「釣り8.25年生」になる植田さんと待ち合わせ。
しかし対岸に先行者がおり、しばらく様子を見てから移動。
次のポイントでいよいよ2018年開幕となりました。

水量・水質共に問題なく、水温も例年の解禁並みですが、
初めのランはノーヒットのまま流し終わり。
そのランから上流に見えるランが気になり、そのまま移動しました。
過去に小ぶりなニジマスは上げていますが、
ここ何年かは釣りに入っていないランです。
以前より水深が増し、底石もいい具合に入って雰囲気もよい感じです。

「このランで出なかったら今日は厳しいかな…」
と思いながら、植田さんに先行してもらい釣り開始です。
この時期にしては控えめな風に柔らかな日差しのなか、
『リバロス ブレイドウィザード70L』のしなやかなティップを、
「フワン、フワン」
と上下させながら流していきます。
正直、このティップのしなやかな動きは癖になります（笑）。

使用ルアーは『バイラ50XMD』。
川幅に対して十分な飛距離と、
「コッ、コッ」
と時折底石に当たって、アクションを交えながらも、
底付近を離れることなくトレース出来ている感触を覚えながらランの中間地点へ。
そこはラン上流部の瀬が緩やかに開きながら水深を増し、
底石もいい具合に入ったポイント。

ダウンクロス気味に対岸へキャストし、
時折ロッドを上下させながら『バイラ50XMD』をスイング。
流心をまたぎ終わった辺り、底石にコッと当たった次の瞬間、
「ゴゴッ！」
とティップが入りました！
アワセを入れると一気にダッシュ！ そしてジャンプ！
ドラグを鳴らして下流にダッシュしてから、今度は上流にダッシュ。
その間にジャンプを数回交えての、かなりパワフルなファイト。
久しぶりの感触にドキドキです。

同行の植田さん曰く、
かなりビビっていた様子が分かったそうです(笑)。
近くに寄せてランディングネットを手にしてからも、
数回の短いダッシュでドラグを鳴らし、
最後まで抵抗をやめませんでしたが、何とかランディング。

久しぶりの天竜ニジだとよく見てみると、無班のホウライマスでした。

岸際に寄せてその身の幅の広さと、
魚体のコンディションの良さを眺めてからリリースし、
解禁日としては出来すぎの結果に、植田さんと握手。

この後、植田さんにも初物ニジマスが訪れ、
幸先のよい2018年シーズンの天竜川本流スタートとなりました。