リバロス ブレイドウィザード80M
ロンズ スローシンキング9cm
(出商店・オリジナルカラー)
パヴロ90MS(ミドルシンキング)
Cフォールアユ(オータムカラー)
ステラ4000XG
PEライン0.8号&ナイロンリーダー16ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ガンメタ
ネットバンド ブラック
コットンツイル・ロゴキャップ ダークオリーブ
北海道 十勝川(とかちがわ)
2017年9月1日
イトウ 午前8時50分
ニジマス 午前11時40分
晴れ
21℃
16℃
STEW熊澤(シチューくまざわ) 北海道帯広市在住

約1年ぶりの十勝川本流の釣りを前にワクワクし、
濃いめのハイボールをついつい飲みすぎてしまい、時間はすっかり深夜に…
目覚ましを掛けてもきっと寝坊するのだから、
「自然と目覚めるまでグッスリ寝よう」
と決めて就寝。
午前7時。お酒も残っておらず、すがすがしいお目覚め!

『リバロス ブレイドウィザード86MH』と、
『ロンズ』&『パヴロ』たちの本流セットを車に積み込み出発!

十勝川本流に架かる橋から川を見ると、
「ん?」
「少し濁っているかな?」
さらに上流に向かい川を見ると、思いっきり濁っている…
先月もそうだった。
濁りがとれたと思い釣りに行くと、濁りが大復活していた…

いつもの僕なら十勝川の支流群に移動するのだが、
今日はオトコの本流マス釣り一本勝負と覚悟を決めて、
渓流タックルは一切持ってきていない。

そこで、以前から気になっていた下流のポイントに移動してみる。
すると濁りは薄れ、久しぶりの雰囲気のいい十勝川本流の流れが。
浅瀬にはウグイの稚魚たちと7cmほどのドジョウがたくさん泳いでいる。

『リバロス ブレイドウィザード86MH』を竿袋から取り出し、
リールをセットしてラインシステムを組み、
長野県の出商店さん特製オリカラ『ロンズ スローシンキング9cm』を結び、
広大な流れにフルキャスト!
「あれ? 何か違うな…」
「86MHってこんなに短かったっけ?」
よく竿をみると『リバロス ブレイドウィザード80M』としっかり書いてある…
間違わないように確認してから車に積み込んだはずなのに…
毎回のように残念なことが起こる…
やっぱり僕はオタンコナスなのか…

「夢の巨大ニジマスが来たら捕れないかもしれないな…」
などと考えながら、掛かってもいない魚にドキドキして釣っていると、
ボトムまで深く沈めた『ロンズ スローシンキング9cm』に物凄い衝撃が!
「な、なんだ? この重量感たっぷりの魚は?」
流れの中をゆっくりと下っていく。
全く止めることはできない。
勝手に止まってくれるのを待ち、止まった所から浮かせようとするが、
竿がどこまでも曲がるだけで浮かすことができない。

「困ったなー」
その膠着状態がしばらく続いた後、やや強引に引っ張ると、
巨大な魚体が水面を割り、再び下流にゆっくりと走っていった。
一瞬見えた魚体は、間違いなくイトウだ!
そこからまた時間をかけて慎重にファイトをし、
ようやく手の届くところまでイトウを寄せることができた!
背中の『プラウ90SL』を手にして、感動のランディング態勢に入る。
しかし、その大きな魚体はまったく入りそうにない。

「入るわけがないだろ! もっと早く気づけよ!」
「相変らずお前はオタンコナスだ!」
などと自分に激しいツッコミを入れながら慎重に浅瀬に誘導し、
最後はさらに感動のハンドランディング。

河原に横たわる立派な魚体は、
自分でもビックリな91cmの大型イトウだった。

記念撮影に付き合ってもらい、
「次はメーターを超えたら、また会おう」
と男と男の約束をして、流れに帰る後ろ姿を見送った。

「もう満足だ、帰ろうかな?」
いや、今日はまだニジマスに出会えていない。
そこで気になる「ポイント・その2」へ移動。

テトラが並び、流れ、ボリューム、共に申し分ない。
水深がかなりありそうなので、ルアーを『パヴロ90MS』に交換する。
テトラの際までフルキャストして、
テトラに沿って流下させながらアクションを入れつつ誘っていると、
「ガツン」
と引っ手繰るアタリが!
それと同時に高々とハイジャンプ。
「ニジマスだ!」
重量感たっぷりのイトウとは違ったスピード感溢れるファイトを楽しみ、
『プラウ90SL』で無事にランディング。

「パワーの割に意外と小さいな… 50cmあるかな?」
ドキドキのサイズ計測の結果は…
48cm!
2cm足りない。やっぱり2cmの壁は高い。まるで日高山脈だ。

十勝川本流ではとても珍しい魚で、久しぶりの再会となったイトウ、
そして50cmの壁を越えられなかったのは残念だけれど、
目的どおり大好きなニジマスの顔が見られ、
なんとも大満足の釣りだった!

その夜はもちろんオトコの祝勝会。
焼肉屋で盛大にプリン体まみれになって尿酸値を向上した。
翌朝の足首は、一触即発のいとおしいデリケートな状態に(笑)。

「いい魚と出会える季節、痛風発作とも出会えそうな日々の到来…」
果たして、秋の大鱒ハイシーズンを無事に完走できるのだろうか。
…ムフフフフ(笑)。