リバロス ブレイドウィザード86MH
ロンズ シャローエディション9cm
Sシャッド
ステラ4000XG
PEライン1.2号&ナイロンリーダー23.5ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ブロンズ
ネットバンド セージグリーン
コットンツイル・ロゴキャップ チャコールグレー
富山県 庄川(しょうがわ)
2017年5月13日
午後2時45分
雨のち晴れ
26℃
11.5℃
アングラー:植松 千英(うえまつ ちひで)長野県諏訪郡在住

特大サクラマスと出会えた日は、移動宿泊車で独り車中泊をして、
翌日は庄川の河原に降る雨の音で早朝に目覚める。
こんな非日常的な時間を楽しみながら、今日はレインジャケットを着ての釣り。

前日よりも更に水位は上昇して(国土交通省水位観測所・大門:3.86m)、
そのためなのか釣り人は少ない様子。
朝一番から各実績ポイントを釣り歩いたが、
何処もノーバイトで時刻は正午を回ってしまった。

今日の庄川は釣り人によるプレッシャーが低いだろうと、
午後からはシャローに出たサクラマスを探すギャンブルのような釣りを展開する。

もちろん、ミノーは『ロンズ シャローエディション9cm』のみを選択。
『ロンズ フローティング9cm』の潜行深度では根掛かりが発生する、
底岩の点在する水深約30〜60cmのヒラキの流れ出し付近を中心に探った。

底岩の頭が水面に出そうな場所を狙って、
その岩に当てないように『ロンズ シャローエディション9cm』を泳がせると、
自分から5〜6mの至近距離でサクラマスが水飛沫を上げてヒット!
これがあるから、シャローゲームのギャンブルはやめられないのである。

魚が深く潜って逃げられない超シャローで掛けたので、
ファイトの指導権は自分にあると考えていたが、
このサクラマスは非常に強い鱒だった。
何度も走り、寄せることが困難を極めるほどのファイトをみせ、
そのため腕が疲労し始めるほど。
最後は浅瀬に座礁させてフィニッシュ。

その魚はすでに夏鱒の姿になった雄で、
サイズの割に立派な肉付きの魚体だから、
『リバロス ブレイドウィザード86MH』をフルベンドさせて楽しませてくれたのだろう。

この釣果にやる気が増して、この流域には、
「まだ居るのでは?」
と思い、同様の場所を続けて攻める。
すると、またも『ロンズ シャローエディション9cm』にサクラマスがヒットしたが、
その2匹目は惜しくもフックアウトしてしまった。

しかしながら、シャローの釣りでヒットさせる事ができたのは、
何よりもうれしい事実なのだから、と自分に言い聞かせて、この日は納竿。
その後は庄川温泉郷で疲れを癒し、そして祝杯を挙げた。
明日からはダムの放水が止まる予定なので、
今日が今季の最後の釣行なのかもしれない。
でも禁漁までにあと一度、庄川でサクラマス釣りをしたい。

刺激的なシャローゲームの釣果が、そう思わせてしまうのである。