リバロス ブレイドウィザード86MH
パヴロ90SS(スローシンキング)
PGフレークベイト(オータムカラー)
モアザン3012H
PEライン19ポンド&ナイロンリーダー15ポンド
プラウ75SL
ブレイドバー ブラック
ネットバンド グレー
長野県 犀川(さいがわ)
2016年10月22日
午後
晴れ
未計測
10℃
アングラー:久保田和敏(くぼた かずとし) 山梨県笛吹市在住

北海道遠征の興奮も冷めきらないボワーッとした回転の悪い頭のまま、
秋の犀川殖産漁協エリアへと向かった。

たぶん…
前回『パヴロ90MS』でバラした魚のことが気になっているんだな…
明日は国家試験の日だというのに(笑)!
「どれだけ釣り好きなんですか!」
と職場の専務に怒られる僕の姿が頭に浮かんだ。

現地に到着して犀川沿いに車を走らせていると、
あちらこちらにおびただしい数の釣り人の姿が見える。
しかし何か様子がおかしい。
話を聞くと、明日は本流エサ釣り師の方々の犀川釣り大会なのだそう…
まるで「ブラックバストーナメント」のような感じ(プラクティスの人でいっぱい)。
これは、釣りのできる所はどこにも無いかな…

諦めモードになりながらも竿抜けのポイントを探していると、誰もいない場所が。
午後に到着し、そして明日は試験…
早々に支度をし、川に入る。
このランの流れはあまりメリハリがなく、
バイトがありそうなポイントは2〜3カ所しかない。
「よし勝負!」

本命と決めたポイントの上流約5mから流し始め、5〜6投目だっただろうか、
ロッドティップに違和感を覚えた。
アクションを入れて速巻き…
「うーん、前アタリだと思ったんだけどなぁ」

もう一度同じコースを流すと、少しズレた所でまた違和感…
速巻きはせず、今度は『パヴロ90SS』をロッドでリフトさせる…
「ガツン!」
「やっぱり魚だ、食った!」

魚は押しの強い流れに一度は入ったが、なんとか引きずり出し、
ハリの掛かり具合を確認すると、ベリーのフックがガッチリと掛かっている。
「この掛かり方ならイケる!」
少しラフだが、今秋の犀川ファーストフィッシュ! バラしたくない。
「ファイトタイムが長ければ長いほどバラしの確率は上がる」の持論に従い、
強引にラインを巻き取りにかかった。

『プラウ75SL』に収まった魚はブラウントラウト!
ぽっちゃり体型の立派な魚だった。

しっかりと体長測定をしたのだが、
興奮していたため47cmだったのか49cmだったのか忘れてしまった(笑)。
これで明日の試験も合格決定? と意気揚々と川を後にした。

しかし…
試験勉強はなにもしていない…
「どれだけ釣り好きなんですか!」
専務の怒った顔が、また頭に浮かんだ(笑)。