リバロス キャニオニック60M
プラスチック製シンキングミノー53mm
ルビアス2004H
PEライン0.8号&フロロカーボンリーダー6ポンド
ブレイドバー ガンメタ
長野県 千曲川(ちくまがわ)某支流
2015年7月15日
午前5時
晴れ
未計測
18℃
アングラー:坂谷内康明(さかやち やすあき) 長野県北佐久郡在住

連日の釣りで寝不足の疲労満点。
どうにか気合で起き出して釣りを始めるも、いまひとつ集中し切れていない。

夏日が続き渇水した流れでは、大型の着き場は濃い白泡の下。
上流のチャラ瀬からグッと絞られた流れが、
強い流心を作って流れ落ち、岸を削りながら流れ下っている。
表層の強い流れの下にミノーを入れるため、
流れの肩にミノーを着水させて流心の中で落とし込み、
白泡の下層をトゥイッチで流下させる。
魚の存在を信じてキャストを繰り返す。

10数投目、アタリというよりは違和感と言った方がいいような小さな抵抗感。
アワセを入れると、ゴンゴンとヘッドシェイクで答える。
「よし!」
白泡の下で1秒程度の抵抗を見せ、
今度は流れに乗って一気にこちらの方に下ってくる。
ハイギアのリールを一気に巻きPEラインを弛ませない。
この場面で既にバレてしまっている事も多いが、
ロッドには魚の重みが残っており2度目の、
「よし!」
ドラグを滑らせPEラインを引き出しながら目の前で抵抗を見せる銀白の個体。
口に深く入ったミノーを確認して、少々強引にネットイン。
「よし!」

珍しくベリーのフックにバイトしていたヤマメ。
ギンケが強く、体に巻いたリーダーの跡は鱗が落ちていた。

体高もあり身も厚い。尾ビレと尻ビレが大きく発達した魚で、
強い流心に着いていたのもうなずける堂々の魚体。
ひとしきり撮影を終えて静かに、
「よし」

その後も釣りを続けるが、堰堤下ではちょん食いを乗せられず。
1匹目と共通点の多いポイントに入って7〜8投目、
ガツンとバイトした魚にアワセが遅れ、水面で頭を振られてフックアウト。
集中力不足を悔いるも時すでに遅し。
そこそこいい魚だった。

また今朝もバラシ。
ヤマメのミノーイングの難しさを改めて感じつつ、仕事に向かう。

まあ、今日は「よし」としよう。