リバロス ブレイドウィザード80M
ロンズ スローシンキング9cm Gオレンジスラッシュ
ステラ4000XG
PEライン1号&ナイロンリーダー16ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ガンメタ
ネットバンド ブラック
コットンツイル・ロゴキャップ ダークオリーブ
北海道 十勝川(とかちがわ)
2015年7月10日
午後0時30分ごろ
晴れ
31℃
15℃
アングラー:STEW熊澤(シチューくまざわ) 北海道帯広市在住

今シーズン通っている札内川(さつないがわ)か。
男の本流・十勝川か。
どちらに行こうか悩ましい。

ここ最近『リバロス キャニオニック60M』で酷使している、
『バイラ50』シリーズ(プロト)たちにも疲労の色が。
その相棒たちに、
「明日、釣りに行く?」
と酔った勢いで聞いてみると、
「少し休ませてくれ、泳ぎ疲れたよ…」
という休息要請が。
よし分かった、男の十勝川本流に行こう。
先日、札内川でヒグマとニアミスしたからでは全くない。

午前7時、十勝川のやや上流域に到着。
川には7〜9p前後のドジョウとウグイがたくさん泳いでいる。
『リバロス ブレイドウィザード80M』に『ディノバ65MR』ドジョウカラーを結び釣り始める。
だが、十勝川は甘くない…
数時間後、ようやく待望のヒット!
サイズは42pと大きくないけど、本流育ちのパワフルなニジマスだった。

その後、車でポイント移動を繰り返し中流域のとあるポイントへ。
ここの瀬にも大量のウグイの稚魚が泳いでいる。
これはミノーを『ロンズ スローシンキング9p』ウグイカラーに交換するしかない。
予想どおりの展開だ。
…ムフフフフ。

「でっかいニジマスが来ちゃうな」
「あそこで掛けてあそこでランディングだな」
妄想が広がる(笑)。
ワクワク、ニヤニヤしながらルアーケースを開ける。
「…」
オタンコナスで残念な僕は、ウグイカラーを車に忘れて来たようだ。
ガーン…

代替ミノーに『ロンズ スローシンキング9p』Gオレンジスラッシュを選び、
固く結んで対岸ギリギリまでキャスト。
3投目の時、
「ガツン」
ともの凄い衝撃が走った。
アワセを入れる間もなく魚はドラグ音を全開で鳴らし、
40〜50mダッシュした先でようやく止まった。
「イトウ?」
「でっかいニジマス?」
「小さなニジマスのスレ?」
リールを巻くと再び下流に数十mのダッシュ。そしてジャンプ。
「ニジマスだ!」
距離を縮めようと懸命にリールを巻くけれど、どんどん離されていく。
ニジマスはもうひとつ下の瀬まで下っている。
追いかけるために意を決して川を渡る。

無事に下の瀬に移動できたが、ニジマスは流心の底にへばりつき全く動かない。
少しずつPEラインの距離を詰めると、ようやく姿が見えた。
浮かしては潜られ。リールを巻いては走られ。
それを繰り返し、20分近いファイトでようやくランディング!

『プラウ90SL』に横たわる、大きなヒレを備えた筋肉質で太い魚体。

念願だった十勝川本流のでっかいニジマス。

写真撮影にしばし付き合ってもらい大きさを測る。
「58p…」
とてつもなく高い20mmの壁。
今回もその壁を超えられなかった…

男の本流大鱒釣りは、大きな気持ちで挑みたい。
ニジマスをリリースするとまっすぐ車に戻り、急いでウェーダーを脱いだ。

一路、うまいジンギスカン肉店を目指す。
細かい事は忘れて、今夜も盛大に祝杯をあげておこう。