リバロス キャニオニック60L
ミノー4〜6cm
ツインパワーMgC2000
ナイロンライン4ポンド
福島県 某河川
2015年5月2日
午前5時から
晴れ
15℃
14℃
アングラー:栃本 正輝(とちもと まさてる)長野県上伊那郡在住

4月は毎週神通川(じんつうがわ)釣行だったため、福島に帰省するのは久しぶり。
通常であれば4月初めに一度くらいは帰省し、
その年のヤマメの成長具合を確かめるために試し釣りをするのだが、
今年に限ってはゴールデンウイークに突入してからの釣行となった。

4月のパワーの殆どを神通川のサクラマス釣りに注いでいたため、
心身へのつかの間の休息として地元ヤマメと遊んで、
鋭気を養いたい気持ちがどうしても高かったのが本音かもしれない。
魚は今年も育っているか、渓相は変わっていないか、フィッシングプレッシャーなど、
期待と不安が入り混じりながら福島に帰省した。

前日の長距離移動からの疲れで少し遅めの起床。
この日は家族との約束があったため、
釣りができるのは実質2時間弱といったところだろう。
いつもの入渓ポイントに車を止めて、川を眺めながら早速準備に取り掛かる。
しばらく雨が降っていないらしく、水色はクリア、
平水より10cmは水位が落ちている印象を受けた。
タフな釣行になりそうな予感のなか、
今回は今春に新調した『リバロス キャニオニック60L』に期待を込める。

地元河川は比較的に水深がないが、
川幅が広いためにこの『リバロス キャニオニック60L』が、
ロングロッドが好きな自分のスタイルに合うと考えている。
ロングロッドの利点は、魚が掛かった時のタメ幅が広いためにバレ難いこと。
また、地元河川のような浅いフィールドでは、
石をかわすためにロングロッドのほうが扱いやすいと感じる。
勿論、ティップとベリーを使い分けたキャストは、
ショートロッドとは比較にならないくらいアキュラシーが高い(個人的な感覚です)。

まずは、堰堤で分流された流れが再び合流する1級ポイントから、
4cmのシンキングミノーで試してみる。
ヒラキの最下流部からミノーを優しくプレゼンし、流れに乗せながらカウントダウン。
ロッドのティップを軽くあおり、ルアーに命を与える。
ナイロンライン4ポンドでも、
『リバロス キャニオニック60L』は必要十分にルアーに命を与えることができる。

「調子が良さそうだ」
と心の中で納得して、2投目、
同じようにミノーを流れに乗せて、最初のトゥイッチで生命反応があった。
軽くアワせると、ローリングするような引き味は紛れもなく本命。
サイズは小さそうだ。
振幅の細やかな引きでも『リバロス キャニオニック60L』は、
ティップがそれに追従してくれるためにバレる心配はなさそうである。
ファーストフィッシュとなる20cm程度のヤマメが、
『リバロス キャニオニック60L』に入魂してくれた。

この河川は小場所から大場所までポイントが多く、
それらにヤマメたちが着いていて結構楽しめる。

まだ時期が早いこととヤマメの数が多い状況のため、
なかなか尺上は出てこないが、アベレージ25cm前後のサイズが、
『リバロス キャニオニック60L』をいい具合に絞ってくれた。

瀬からヒラキになるポイントでは複数のヤマメたちが着いていて、
教科書どおりに瀬に一番近いポイントから、
27cmの良型も出てきて楽しませてくれた。

約200mの区間を2時間掛けて釣り上がり、
ひととおり楽しんだので1日目はこれで納竿とした。
この2時間で十数尾のヤマメたちを手にする事ができたが、何とバラしはゼロ。
ロッドのポテンシャルを確認するには、十分なデビューとなった。
この『リバロス キャニオニック60L』で、
明日もいろいろな事を試してみたいと思う。続く…