リバロス ブレイドウィザード86MH
ディノバ80MR(ミディアムランナー) Sアユ
ロンズ スローシンキング9cm
フレークGパール(ウェブ限定カラー)
ロンズ シンキングペンシル9cm
芦ノ湖Gレッド(グッドフェローズ・オリジナルカラー)
ステラ4000XG
PEライン1.2号&ナイロンリーダー17.5ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ブロンズ
ネットバンド シグナルレッド
長野県 犀川(さいがわ)
2015年3月5日
午後1時〜午後3時
晴れ
9℃
9℃
アングラー:新谷 誠(しんや まこと) 長野県安曇野市在住

3月5日、今日は朝から少し気温が高い。
川の様子もやや濁りが薄れてきている状態で、いかにも大型トラウトが出そうな感じだが…
毎年解禁日から2週間ほどたつと、しばらくあまり釣れなくなってしまう。
そのうえ今年は雪代が入り、安定した気温も続かず、水温も上がったり下がったりで、
なかなかトラウトからの反応が得られない厳しい状況。

しかし、少しでも寒さが緩み、川の状況に異変があれば、
「大型が何処かにいる! 今日はチャンスだ!」
と考えてしまい、そう想像すると居ても立ってもいられなくなり、
少しでも時間が空くと犀川本流に直行してしまう(笑)。

そんななか、
「濁りが治まったら良いだろう…」
と考えていた犀川漁協エリアのあるポイントに向かった。
ポイントに到着し川を見ると、濁りも落ち着き始め、水量も申し分ない良い状態だ。
今日は短時間しか釣りができないため、集中力が高まり早速エントリー。
『リバロス ブレイドウィザード86MH』に、
優れたレンジキープをしてくれる『ディノバ80MR』を結びまず、
ガンガンに流れる瀬尻からその下流のやや水深があるヒラキに目を付けた。

少しダウンクロスで『ディノバ80MR』投げ入れ、
岩盤の裏や横に潜らせ探っていき、流心際でバイトを誘う。
ここだと思うポイントに投げ入れ『ディノバ80MR』を水中でステイさせ、
そこでフラッシングさせてゆっくりリーリングすると、
「ガンガン」
と鋭いアタリに襲われた。
すかさずロッドを煽りアワセを入れると『リバロス ブレイドウィザード86MH』が弧を描き、
魚が流れに乗って下流に走りだした。
ドラグを緩めて魚を落ち着かせ、丁寧に走りを止め、
流れの緩いほうに誘導して寄せに入ると、自分との距離およそ10mといったところか、
魚がまた走りだして水面から大きくジャンプ!
50cm後半の銀色のニジマスだ。
もう一度魚を走らせて体力を奪い、ゆっくりと寄せて無事にランディング成功。

『プラウ90SL』に横たわったのは56cmほどの奇麗なニジマス。
それを見て思わず笑みがこぼれる。

2枚ほど写真を撮らせてもらい、ゆっくりと回復を待って無事にリリースした。

今度はその下流にあるヒラキを釣ろうと、
『ロンズ スローシンキング9cm』をややアップクロスでキャストし、
ゆっくりと沈めながら川底付近を流し始める。
低層でも流れの押しがあり、その抵抗を受けた『ロンズ』がいい具合に動いているのが、
PEラインを通して『リバロス ブレイドウィザード86MH』に伝わってくる。
底のレンジをキープして、流れの抵抗が落ちる地点にさしかかったところで、
ラインスラッグをとって時折ロッドをジャークさせて『ロンズ』を動かし、
またゆっくりと泳がせてやると、
「ガン!」
とロックされるような激しいアタリ。
魚をゆっくりと浮かせてランディングすると、
青みが強く出た雄のブラウントラウトをキャッチすることができた。

このあたりで北風が断続的に強く吹き付けるようになり、
なかなか思い描くようにルアーを流せなくなってきてしまった。
こんな時は、いつも『ロンズ シンキングペンシル』の出番。
山梨県甲府市のプロショップ・グッドフェローズで購入した、
グッドフェローズ・オリジナルカラーの芦ノ湖Gレッドを結んでキャストする。

対岸までらくらく届かせるとヒラを打たせながらゆっくり流下させ、
フラッシングで魚の注意を誘っていく。
ロッドで『ロンズ シンキングペンシル』を縦に跳ね上げリアクションバイトを誘ってみると、
「カツン」
と感触…
釣り下りながら目ぼしいポイントに投げ入れて、それを繰り返すと…
「ガツンッ」
と手元に伝わり、ロッドでアワセを入れると、
「ジーー!」
とドラグ音が鳴り、魚が走りだした!

「ん? でも何かおかしいな…」
トラウトっぽくないアタリと違和感のあるこの走りは…
ゆっくりと誘導し魚を引き寄せると、ささ濁りの水中に薄っすらと見える白いやつ…
「ん!?」
もっと寄せてランディングしてみると…
コイ! しかも紅白の奇麗な錦鯉!

「えー!!」
コイは何度も釣れたことがありますが、めでたい紅白色の錦鯉は始めての出来事。
何か… うれしくなっちゃいました(笑)。

普段魚をリリースする時、トラウト君たちには「ありがとうっ」と一声掛けるのですが、
この紅白の錦鯉にはなぜか「ありがとうございました!」とお辞儀までしてリリース。
なぜか自然と(笑)。
「今年は良いことがあるかも…」
と勝手に妄想し、これで今回の釣りは終了しました。

これからハイシーズンを迎える犀川本流。
今年もどんなドラマが待っているのでしょう。今シーズンの大鱒釣りも楽しみですね!
そして、北陸サクラマス遠征にも期待しつつ、日々精進です。