リバロス キャニオニック52L
バルサ製シンキングミノー5cm
ステラC2000HGS
PEライン0.4号&ナイロンリーダー6ポンド
オリジナル・ハンドメイド
ブレイドバー ブロンズ
メッシュバック・ロゴキャップ カーキ/ダークブラウン
中部地方 某渓流
2014年6月30日
午前4時55分
晴れ
18℃
16℃
アングラー:植松 千英(うえまつ ちひで) 長野県諏訪郡在住

前週から、気温の上昇と共に渓流魚の活性が高まり、
ミノーへの反応がすこぶる良くなりだした長野県諏訪地方。
『リバロス キャニオニック52L』でアマゴの大型を掛けてみたく、
暗いうちから川に立ち、
遡上系のアマゴが夜に移動してきていることを願って河原で待機。

日の出前の一瞬の時間に狙いを定め、
アマゴがいつもの着き場に入っていることを願うこの時間は、
期待感が大きく膨らみ、ワクワクする瞬間でもある。

明るくなりはじめると、釣り人たちの姿が周りに見える。
まだプレッシャーの少ない朝一が一つの勝負タイムだ!
狙っていた着き場の流れにミノーを打ち込むと、しかし反応が無い。
このタイミングで魚が入っていないのは問題である。

完全に明るくなる前にこの場所で1本捕りたいところだが、
川底を見ると昨年よりも水深が浅くなり、流速も速いことに気がついた。
10mほど上流に目を向けると、
白泡が立ち水深のある流れが視界に入った。
その中には、いわゆるポケットウオーターが存在している。

白泡の立つその流れの中にミノーを送り込んだ。
瞬時に『リバロス キャニオニック52L』が曲がり、魚がヒット!
ロッドを力強く曲げるファイトが凄い。
白泡から大型アマゴが一瞬姿を見せ、下流へと猛ダッシュした。

強烈な走りの衝撃が手にくると、
ブランクがファーストテーパーからパラボリックに曲がりを変えていく。
ダイレクトな衝撃をブランクが吸収していくと、
大型のアマゴの走りは素直に止まり、川底に定位した。

これが『セーフティー・ファーストテーパー』、可変テーパーの威力なのか?
大型魚とのファイトに安心感が生まれたことで、慎重にファイトでき、
お気に入りのランディングネットに短時間で、見事な遡上系アマゴを収められた。

ランディングネットの内径は30cmに設計されていて、それを超えている。
計測すると体長は34cm、納得の大きさである。

地元では、このような遡上系のアマゴたちを「ノボリ」または「諏訪鱒」と呼ぶ。
近年はサイズが落ち、数が減少して、
以前のように「ノボリ」「諏訪鱒」と呼べるような系統の大型魚は少なくなってしまった。

少し小ぶりではあるが、
その系統なのかと思わせる力強いアマゴに導いてくれた、
新しい相棒『リバロス キャニオニック52L』に感謝し、リリースした。