リバロス ブレイドウィザード90H (プラグ用)
スピニング9フィート3インチ・ヘビーアクション (スプーン用)
ボーラス90 Gレッド
ディノバ 80ディープランナー Sチャート/オレンジ
スプーン 19g
ルビアス3012H (プラグ用)
セルテート3000 (スプーン用)
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー16ポンド (プラグ用)
PEライン16ポンド&ナイロンリーダー14ポンド (スプーン用)
ブレイドバー シルバー
ネットバンド ブラック
コットンツイル・ロゴキャップ チャコールグレー
栃木県 中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)
2013年4月5日&6日&7日
4月5日 終日 / 6日 終日 / 7日 午前中
4月5日 晴れ / 6日 晴れ / 7日 晴れ
10℃
4℃
アングラー:久保田 和敏(くぼた かずとし) 山梨県笛吹市在住

4月1日、中禅寺湖が解禁した。
前年はキャッチ&リリース厳守で国道側ポイントのみの解禁だったのだが、
今年は通常エリアの解禁ということで、
多数の釣り人が集まるのだろうと予想していた。

4月5日、午前3時に夜勤が終わり6日、7日と連休だったこともあり、
仕事明けのその日に中禅寺湖へと車を走らせた。
約4時間の移動を終え、久しぶりの中禅寺湖…

夜勤明けの僕は少し仮眠をとるつもりだったのだが、
湖水を見た瞬間からスイッチが入ったのだろうか、どうにも眠れそうにない。
いつもの遊漁券販売所で遊漁券を購入し、
「国道側のあの辺りがいいかなぁ」
と、適当な感じでポイントへ向かった。

狙いはレイクトラウト。
どの層にいるのか、活性は低いのか? 1投目はスプーンを投入した。
着水から53秒で着底。ここはちょっと深いかな?
ロッドをあおり2アクション、スライドフォールに入る前に「カツッ」、アタリだ!
すぐにリーリングしルアーを追わせる。
そしてスライドフォール… ヒット!
「久しぶり〜」
大きくはないがいい感じでのヒットに心が躍る。レイクトラウト45p。
久しぶりにレイクの顔を見ることに成功!
少しの間撮影させてもらい、リリース。元気に帰る姿に感動した。

2投目、やや角度を変えてキャスト… 反応無し。
次は右方向へ、反応無し。
さっきのポイントにキャスト… 「ゴン」、ヒット! 43p。

どうやらセカンドブレイク(湖岸から二つ目のカケアガリ)の、
意外と深い所にかたまっているようだ。
少しでもトレースコースを外すとルアーを追う気配はない。

レイクの群れへの直撃は避け、2〜3m離れた所へルアーを入れる。
今後はリアクションではなく、誘いあげてのバイトを狙う。
リーリング3回、スライドフォール5秒、
もう一度リーリング3回、スライドフォール5秒、
次はリーリング6回、スライドフォール1、2、3、4… ズズズ!
ゆっくりとロッドを絞った。

「デカいかも…」
重量感がロッドを通じて腕に伝わる!
久しぶりの大型レイク、沖の湖底のブレイクラインにPEラインが接触しないように、
思いきりロッドを立てて、できる限りウェーディングする!
なかなかしぶといヤツだ。
何度かの地に潜るようなファイトをかわし水面まで持ち上げた。
「いいサイズだ」
ハリはがっちり入っている!
魚体をねじりながら必死の抵抗をしたレイクトラウト。
なんとかランディングしたのは70p。

その後、同じポイントで10数本のレイクをキャッチし、
多少スレた感じがしたので移動した。

複数本キャッチしたから、心の余裕もあり…
スプーン以外での可能性を考えていた僕は『ボーラス90』を投入。
真冬にホームレイクの本栖湖でイメージしていた釣りを中禅寺湖で実践する。
どういう反応をするのか楽しみにしていた。

着水から着底までの時間を計り、回収する。47秒。
フルキャストし、30秒間をフリーフォールさせてから、
以降はベールを返してカーブフォールさせラインを沈ませる。
ファーストアクションで『ボーラス90』を持ち上げ過ぎないためだ。
イメージは、ボトムから、3〜5m上でアクションさせたい。

慎重に泳層を感じ取りながら、トゥイッチングするといきなりのバイト!
「きた」
50pはないなと思いながらも、『ボーラス90』での中禅寺湖初フィッシュだから、
丁寧にやりとりし、ランディングネットに入れた。

「やったー!」
思わず声が出た!
ヒレがオレンジに輝く奇麗なレイク。この1匹はとても価値があった。
続いて『ボーラス90』でのカラーローテーションでも、バイトを誘発できることを確認。
フォール時にアクションを入れることでもバイトさせられた。
「出来過ぎだな」
解禁から日がたっていないということもあると思うが、
楽しく過ごせた1日に、夜はお祝いのウイスキーで乾杯した。

翌4月6日。
完全に二日酔いだ。 つい飲み過ぎてしまった。
時計を見ると7時30分…
今年は朝4時から釣りができるのに、とんだ失敗だ。
昨日当たったポイントには、すでにフライフィッシャーマンが入り…
良さそうな所はほかにはない。

気持ちを切り替え、魚のいるエリアを探して湖畔を歩く。
しかし時間を外しポイントも外している… 当たり前のようにアタリはない。
ふと、
「低水温? それならファーストブレイクを回遊している魚はいないのかな?」
と思い、『ディノバ80DR』を結んでランガンツアーを開始した。

『ディノバ80DR』だと、岸からブレイクの遠いポイントはかなりの確率で根掛かりする。
「ここの深場で食わなきゃ厳しいかな?」
と思っていると、なにやら違和感が…
『ディノバ80DR』が動かない。何だろうか? 苔を拾ったかな?
回収するとフックには何もついていない。
もう一度同じ所に『ディノバ80DR』を沈めると…
「コンコン」魚か? おかしいな… 「ズドン」

ヒット! 45pのレイクトラウト。
どうやらレイクトラウトの群れの中に入っているようだ。
ここでも複数本のキャッチに成功した。

最終日の釣りは、午前中のみ。
『ボーラス90』と『ディノバ80DR』で釣れたことが、
偶然でないことを確かめたく、ランガン開始!
残念ながら『ディノバ80DR』ではヒットはなかったが、
『ボーラス90』は沖の群れを捕まえることに成功し、
50pクラスのレイクトラウトを連発した。

「ワカサギ接岸の時期に、また中禅寺湖の魚たちが遊んでくれますように」
と男体山にお願いし、湖を後にした。