リバロス ブレイドウィザード70L
ディノバ65MR Sベイト
10ステラC2500HGS
PEライン0.8号&フロロカーボンリーダー8ポンド
ブレイドバー ガンメタ
長野県 天竜川(てんりゅうがわ)
2013年3月30日
PM2:45
晴れ
17℃
未計測
アングラー:鈴木 正比古(すずき まさひこ) 長野県伊那市在住

地元河川である天竜川の解禁からひと月半がたち、
朝晩の冷え込みもだいぶ穏やかになった週末、川に立ってきました。
例年に比べて今年は河川工事と風の強い日が多く、
自分も含めて皆さん苦労している状態ですが、
何本かの本流イワナを釣り上げて、
まずまずの滑り出しで解禁スタートが切れたと思っています。

午前中は少し上流域のポイントへ。
水量は若干少なめですが、クリアな流れにミノーをキャストしていきました。
電話で連絡をとっていた友人の植田 学さんが、
様子を見に来てくれましたがこのランは無反応。

その後、植田さんがオーダーしていた『リバロス ブレイドウィザード76ML』が、
いつもお世話になっている山本さんのお店、
プロショップ「アングラーズパラダイス」に届いているということで、2人でお店に。
しばし話をして、植田さんと共に川へ出ました。

自分は目を付けていた流れに、
植田さんはその下流部の流れにおのおの入って釣りを再開。
護岸に立ち、やや急な落ち込みから白泡の立つ流れの脇の、
緩流帯と巻き返し部分からキャストを開始。
しばらく釣り下って行ったところ、
流れのほぼ中央付近でテトラが頭を出している場所に目を付けてキャスト。

テトラと岸から延びる水没したコンクリートが水面によれを作り、
底付近で緩流帯を作っている感じがロッドを伝って感じられました。
テトラ上流部は反応なし。
同じく下流側を狙って対岸にクロスキャストし、
テトラの奥側で『ディノバ65MR』を沈ませるイメージで、
2時方向くらいまで流し込み、
そこから軽くロッドをあおってスイングさせたところで、
「ゴッ!」
と鈍いアタリ。

アワセをいれると一気に下流へダッシュ。
ドラグを鳴らして流心を10mほど下り、今度は対岸側を上流に上ってきました。
PEラインがフケないように巻き取ると、
ほぼ真横まで来てピタッと動きを止めたので、ロッドを倒してしばし我慢。
するとヘッドシェイクの感触が伝わってきて、
その後、短いダッシュを3回ほどしたところで、
また下流に流されるように下っていきます。

護岸の斜面に立っているため、
取り込み場所は30mほど下流の浅い流れかなと思い、
植田さんが流している瀬の頭までヨタヨタと魚を下らせながらTEL。
「植田さん掛かったよ〜!」
しばらく下っていると魚が護岸側に寄ってきてくれたのでなんとかネットイン!
植田さんも見に来てくれて、
ニジマスを浅瀬に横たえ撮影タイムです(笑)。

丸顔の可愛い顔つきでしたが、
口から見える歯は鋭く、胸ビレや背ビレもなかなかのもの。
尾ビレは下部が擦れていましたが、立派なヒレで、
やはり本流の魚だなぁという印象。

最後に持ち上げてリリースしようとしたら、何やらポタポタお腹から…
「タマゴだ〜! ごめんよ〜、もうリリースするから!」
と水につけてあげるとゆっくりと泳ぎだし、流れに帰っていきました。

これからがいよいよ本流最盛期。
またいい魚に出会えることを願って、川に立とうと思います。