リバロス ブレイドウィザード76ML
ロンズ スローシンキング7cm LSアユ
セルテート ハイギヤカスタム3012H
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー20ポンド
ネットバンド グレー
長野県 犀川(さいがわ)
2012年10月28日
AM10:00
ポツポツ雨
未計測
12℃
アングラー:中田 宏治(なかた こうじ) 長野県上田市在住

去年、立ち読み(結局買ったが)した「鱒の森」誌の記事に、
スプリーモの関さんの記事を発見。
しばらく釣りから遠ざかっていたが、
長野のでかいレインボー、厳ついブラウンの写真を見た途端また始めたくなり、
いつしか『リバロス ブレイドウィザード76ML』を釣具店で発見、そして購入。

去年は釣り感が戻らず、PEラインの使い方も分からず、バラシまくり。
結果、去年の10月から上田市付近が解禁になる春まで奇跡のノーフィッシュ。
今年も上田市付近の川の禁漁をきっかけに、
犀川(犀川殖産漁協エリア)行脚のスタートです。

ボウズ覚悟で『リバロス76ML』でフルキャスト。
10月頭に何とか成魚放流(タグ付き)の虹鱒を数匹釣るも、自分的に納得がいかず…
やはり稚魚放流されたヒレピンの銀毛のワイルドレインボーに出会いたくて、
28日、釣り暦3カ月の友人と犀川へ。

まさに銀座と化した犀川、場所の混雑は必死。
だけどゆっくり午前8時に信州新町のコンビニエンスストアに到着。
しかしコンビニエンスストアの日釣り券は売り切れで、
友人は児玉の道の駅で日釣り券を購入。
自分は年券を買うほど熱の入りよう(釣りの神様お願いだ、自分に釣らせてくれ)。

先々週、その友人は自分の案内で、
マイクロスプーンという奇跡のビギナーズラックで45cmの虹鱒を釣り上げている…
あの時、自分はボウズ…

今回こそはやつを黙らせると誓っていた。
釣り人のいない釣り場を目指して移動したが、とうとう最後のポイント。
そこは平ダムの放水がトンネルを通って注ぐ、流れ込みのようなポイント。
フライフィッシャーマンが1人いたが、あいさつをしてポイントに立ちこむ。
『ロンズ』を結び白泡の中にキャスト、泡の消える辺りでジャーク、巻き上げる。

3キャスト目、さらにその奥の弛みにキャスト。
ゆっくり沈めて中層をジャーク。
PEラインが止まる、根がかりか?
反射的にアワセる。流れに逆らい、PEラインが泡に向かって引っ張りこまれる。
出た…

ラインテンションを掛けると水面から全身を出してジャンプ、
竿を寝かせて耐えていると今度は流れに乗って疾走し始めた。
魚はPEラインをこれでもかと引きずり出す。
出されては巻いてを3回ほど繰りかえし、やっと寄ってきた、いいサイズだ。
ネットですくおうとするが最後の抵抗を見せて、
派手に水面で大暴れ、そしてやっとランディング。
岸まで魚を持っていき、サイズ測定、
「あぁ〜1cm足りね〜、50cmまで」

しかし、ヒレピンの銀毛したワイルドレインボー。

写真撮影後、川へ元気に戻っていく虹鱒を見送る。
80cmを超す化け物になってもらいたいものだ。
また釣ってやるぜ。
犀川には、人間が抜け出せなくなるほど夢中になる何かが存在している。