リバロス ブレイドウィザード86MH
ロンズ ファーストシンキング9cm KGブラック
ステラSW5000HG
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー20ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー シルバー
富山県 神通川
2011年5月3日
AM10:30
曇り
未計測
9℃
アングラー:Old_Movado(オールド モバード) 広島県在住

今年は寒い。
ゴールデンウイークだというのに、半袖のシャツで川に立つには程遠い気候だ。

暖房ガンガンの徹夜ドライブ。
明るくなるまで少しでも眠りたいけれど、
寒さで寝付けないほどに冷えこみの厳しい朝、
歯を食い縛り、車内で身支度を整える。

一度、上流部のポイントをザッと見て回っただけの、
全く知らない土地の初めての河川、富山県・神通川。
土手から流れを見渡していると対岸で手を振る仲間を見つけ、安堵感を覚えた。

ルアーコネクターのアイにリーダーを通すのにてこずっている…
寒さのせいか? 早くも老眼…か?

情報では、前日には表〜中層で複数のサクラマスがキャッチされている。

ここは、瀬頭〜ヒラキの終わりまで250〜300mはあるだろうか?
下見のときに一番のお気に入りだった広大な場所だ。
対岸では複数のアングラーが入れ代わりに攻め、
自分がいる側でも数名のアングラーが釣り続き、
ゴールデンウイークの混雑ぶりを示している。

広範囲に表〜中層を探っていくけれどまったく反応が無い。最高の場所なのに…
ヒラキを流し終え、場所を変えずにもう一度、今度は底を流そうと決めた。

白泡の立つ瀬のヒラキ始めから約50m。
水流、水深からしても良さそうで、このたった50mだけに集中する。
リーダーとPEラインを結び直しながら、どう流すべきか考える。
この釣りにおいて、たまらなく楽しいトキでしょう。

雲間から日が差し始めてきた、気が引き締まる。

『ロンズ ファーストシンキング』をキャストしてサミング、
水面に対し垂直に着水させて沈めると、瀬の中は浅い。
川底を感じながらロッドティップを細かく弾き、
根掛かりを回避しながら瀬とヒラキの間の流筋の底部へ『ロンズ』を縦に送りこむ。
3投目、瀬の中より明らかに深い流筋の底へ達した『ロンズ』を、
ラインスラッグを使って細かくシェイク!

ズドン!!

1発、1発の抵抗がズシリと重いファイト。
『プラウ90SL』に収まった厳ついサクラマスの口奥に腹のフックが刺さり、
『ロンズ』が飲み込まれている状態で、リーダーが危なかった。

こんなにドキドキの本流鱒釣り、これじゃあ心臓も危ない。