リバロス ブレイドウィザード80M
ロンズ フローティング9cm Sブラック/オレンジ
(グッドフェローズ・オリジナル『ロンズ・レイク』)
10ステラ4000XG
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー20ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ブロンズ
北陸地方 某本流
2011年4月13日
AM11:45
快晴
20℃
10℃
アングラー:植松千英(うえまつ ちひで) 長野県諏訪郡在住

今日は楽しみにしていた休日。
北陸地方の桜は満開で、とても気持ちが良く暖かな日。
川へは雪シロが入り増水気味、水位は下がり始めているが、まだ高い。

1年ぶりにこの北陸の本流に立ち、サクラマスを狙う。
日の出から休む間もなくひたすらキャストを繰り返すが、ヒットがなく、
気がつけば日が高くなっていて、もう正午近い。

サクラマスを求め、さらに上流へと移動してたどりついた場所は、
中州を隔てて川が2つに分かれた分流の1本で、
ヒラキになっている穏やかな流れだ。

以前から行きつけの山梨県甲府市のプロショップ「グッドフェローズ」さんが、
本栖湖などの湖用に別注した『ロンズ・レイク』を選ぶ。
『ロンズ フローティング9cm』を、リップとウェイトを止水用にチューンしたモデル。
通常のモデルよりスローリトリーブでもローリングが激しく、
サクラマスにもいいのでは? と思いベストに入れてきたのだ。

カラーはSブラック/オレンジを結ぶ。
連続したトゥイッチングにより、『ロンズ』にひら打ちさせ、
フラッシングで魚にアピールすると、

「ドンッ!」

という手応えと同時にラインが止まる。
即座にアワセを入れると、重くゆっくりと何かが動き始めた。

「まさか、巨鯉かよ??」

リールを巻き、プレッシャーを与えると、ローリングするような振動が伝わり、
ギラギラと光り輝く物体が水中から水面を割った。

「サクラマスだぁ!」

一瞬目を疑ったが、今年初のサクラマスに興奮し、
長距離を遠征してきた疲れも一気に吹っ飛んだ。

ついに観念したかと思われたサクラマスに、
背中に背負った『プラウ90SL』を差し出すと、鱒は再び暴れ始め、
なかなかおとなしくならなかったが、無事にネットイン。

『プラウ』に収まった鱒は、体長59cm、体重2.5kgのフレッシュなサクラマスで、
しばらく見とれてしまった。

この川でまた今年もサクラマスに巡り合うことができた。
ほっと胸を撫で下ろし、咲き誇る桜を眺めながら、帰路についた。

また来年も、この川かな・・・(笑)。