今季仲間たちが次々とニジマスをキャッチする中、僕にはまだ釣れていない。

3月29日、どうしても釣りたい僕は、
ニジマスの放流も行われている渚滑（しょこつ）川下流域へ行ってみた。
しかし、考えが甘かった。かなり悲惨な結果で帰宅。

翌3月30日、気を取り直して湧別（ゆうべつ）川へ。
ここ2〜3日の暖気で雪代が入り、水量も増えて良い雰囲気。
「今日こそはニジマスを釣りたい！」と川に入る。

『ロンズ スローシンキング9cm』を結び、対岸の淵、大石周りを探っていく。
数十メートル釣り下った所で引っ手繰るようなアタリ。
アワセを入れると同時に、物凄いスピードとパワーで下流に走る。
明らかにアメマスとは違う引きに、ニジマスへの期待が膨らむ。
相手が弱るのを待ってランディング。
釣れたのは52cmの待望のニジマスだった。何ともうれしい一本。

帰路、疲れていたがコンビニエンスストアに寄り道をした。
「やっと、おいしいハイボールが飲めそうだ」

前夜はうれしさのあまり、ついつい飲み過ぎてしまい軽く二日酔い。
頭が痛いが、頑張ってまた湧別川へ向かう。

今日は、前日より少し上流の実績のあるポイントを釣る。
『ロンズ』を結び流れの中に送り込む。
間もなく釣れたのは、ジャンプまでしてくれた元気なアメマス。

立ち位置を変え『ロンズ』を底まで送り込み、軽くアクションを加えると、
グンとロッドに重みが伝わり、すぐにアワセを入れる。
10mぐらい走られた所で川底から動かなくなった。
焦らずゆっくりと距離を詰め、無事にランディング。

『プラウ90SL』に収まった魚は、57cmの太いニジマスだった。
2日続けて50cmアップのニジマスが釣れるとは、もう夢のような日々。

「今夜もハイボールを買って帰ろう！」