リバロス ブレイドウィザード86MH
ロンズ スローシンキング9cm Gレッド
ステラSW5000HG
PEライン16ポンド&ナイロンリーダー16ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー シルバー
長野県 犀川
2010年7月24日
AM8:30
晴れ
35℃
18℃
アングラー:津久井利幸(つくい としゆき) 群馬県桐生市在住

7月半ばを過ぎ、気温30℃を超える夏日が続いている。
なかなか治まりの良くない濁りは覚悟のうえだが、水温が気になる。

ウェブで見た陸郷(観測所名)の水位は105〜110cmをウロウロし、水温は18℃と良好。
だが水色はひざ下で見えないほど、気温35℃… 受け入れ難い現実。
どうしても早期から気になっているポイントがあり朝一に賭けてみたけれど、何もなく過ぎた。

そういえば、今期まだ、まじめに瀬を流していないなぁ。
河を横目に車を走らせていると、平水時には浅くて素通りしてしまいがちな場所が、今日は増水で適度な流れに。

傾斜のある短いガンガン瀬が侵食避けのテトラにぶつかってプールを形成し、その後広い瀬になる場所。
プールの吹き上げを過ぎると、対岸のテトラに平行するようにゴロタ石が縦列している。
水深は1mちょっとだろうか、『ロンズ スローシンキング9cm』赤金を少しずつ送り込んでいく。
コッコッと底石を伝えながら、水中に刺さったPEラインがジグザグに走り、ゴロタ石の間を縫うように流下していく。

「グーッ」押さえ込まれる感触でラインが止まる。
瞬時にアワセを入れた直後「ドッバ〜ン」、太い腹をこちらに向けて飛んだ。
昨年の大型ブラウンはドラグずるずるのファイトにもかかわらずフックが伸びかかっていた。
無理はしない。
魚は約50m先の対岸寄りで張り付いている、追いアワセを入れロッドを絞りラインテンションで疲れさせよう。

1分もたなかった。
少し斜めに下っては元の場所へ戻ることを繰り返した後、魚はジーッと糸を引き出して広い瀬を横走りし、立ち位置の下流で張り付く。
距離をつめ、更に左右にロッドを絞り嫌がらせ、疲れ切らせてリフトすると頭が出る。
『ロンズ』をガッチリ横ぐわえした大口が、白磁のように真っ白で印象的だった。

今回はフックも異常なし、茶鱒らしい重量ファイトを堪能できた。